ミム・メム練習は、学習すべき語彙・文型・会話を正確に模倣反復し記憶するものである。(新版教育事典P729)
オーディオ・リンガル法では、ミム・メム練習を重視し、教師のキューに対して、すばやく反応すると言う刺激―反応の流れが習慣化して学習に結びつくとする行動主義的学習観を背景としている。すなわち習慣形成による言語習得を促進するために、ミム・メム(mimicry-memorization模倣と記憶)練習を行う。
オーディオリンガル法
オーディオリンガル法
Audio-Lingual Method。外国語教授法の一つ。ミシガン大学のC.フリーズが提唱。行動主義心理学と構造主義言語学を理論的基礎に置いた、会話能力育成を重視した教授法。A-L法、オーラル・アプローチ(Oral Approach)、ミシガンメソッド(Michigan Method)、フリーズ・メソッド(Fries Method)ともいう。
行動主義心理学が主張する習慣形成理論(言語習得は刺激-反応によって形成される。)と構造主義言語学が主張する「言語には一定のパターンがある。」という考え方から、ミムメム練習(反復‐模倣練習)やパターンプラクティス(文型練習)という独特の練習方法が編み出された。
このミムメム練習やパターンプラクティスは、現在でも特に初級の指導方法の基本的な技術として幅広く活用される。
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