2012年2月28日星期二

認知学習理論


認知学習理論
生成文法理論と認知心理学に基づいた教授法である。
「人間の脳には無限の発話を創造する能力が存在している(チョムスキー)」と言う主張を持って、「文法」を発話文の作り出された規則として、「場面」の中に練習し、演繹的な教育法を採る。
 特徴として、人間の認知能力を利用して言語規則を理解させ、その上で言語習得のための練習をする。
     対照研究認知論的意味:学習者の母語と目標言語の音声・言語構造・文化習慣などを対照し、その相違を認知させることが学習上必要である。
     母語使用の解禁:言語規則や教育内容の意味の説明に学習者の母語を使用し、その正確な理解を図る。
     4技能重視:スピーキング、ヒヤリング、リーディング、ライティングを含めた4技能を平等に重視する。
     学習者の認知能力重視:新しい学習項目の導入は、既習の項目に関連づけて行う。学習者自身が既習の項目から新しい学習項目を発現することによって学習効果が向上する。
     意味を重視した練習:練習内容を意味あるものにする。オーディオ・リンガル・アプローチの文型練習のような機械的練習を避けて、学習者自身にかかわりのある内容の練習を行う。

ミム・メム練習


ミム・メム練習は、学習すべき語彙・文型・会話を正確に模倣反復し記憶するものである。(新版教育事典P729
オーディオリンガ法では、ミム・メム練習を重視し、教師のキューに対して、すばやく反応すると言う刺激―反応の流れが習慣化して学習に結びつくとする行動主義的学習観を背景としている。すなわち習慣形成による言語習得を促進するために、ミム・メム(mimicry-memorization模倣と記憶)練習を行う。
オーディオリンガル法
 Audio-Lingual Method。外国語教授法の一つ。ミシガン大学のC.フリーズが提唱。行動主義心理学と構造主義言語学を理論的基礎に置いた、会話能力育成を重視した教授法。A-L法、オーラル・アプローチ(Oral Approach)、ミシガンメソッド(Michigan Method)、フリーズ・メソッド(Fries Method)ともいう。
 行動主義心理学が主張する習慣形成理論(言語習得は刺激-反応によって形成される。)と構造主義言語学が主張する「言語には一定のパターンがある。」という考え方から、ミムメム練習(反復‐模倣練習)やパターンプラクティス(文型練習)という独特の練習方法が編み出された。
 このミムメム練習やパターンプラクティスは、現在でも特に初級の指導方法の基本的な技術として幅広く活用される。

2012年2月27日星期一

習慣形成理論


「習慣」は、外界からの「刺激」に対する「反応」を繰り返す行うことによって形成されるが、「反応」を「強化」すると、「習慣」の形成はさらに容易になるという、行動主義心理学に基づいた理論。
 言語教育の分野では、言語は社会的な習慣であり、言語を学習することは「新しい習慣を形成する」と主張し、オーディオ・リンガル・アプローチの学習理論それに基づき、オーディオ・リンガル・アプローチはミム・メム練習や文型練習を徹底的に繰り返し、自動的に言えるようになるまでの訓練方針が採られた。
 この場合、モデル分やドリルのための指示が「刺激」であり、学習者の復唱や回答が「反応」で、教師やクラスメートの賞賛が「強化」と言える。
 強化:「刺激」に対して「反応」する主体に満足感を与えれば、「習慣」の形成は促進される。そのような満足感は「強化」となる。
 例:犬に「お手」と言って前足を上げさせる訓練は、犬がそれをうまくやった時にお菓子などを与えると、それが「強化」と言え、訓練を促進することになる。

2012年2月26日星期日

オーディオ・リンガル


オーディオ・リンガル(フリーズ・メソッド・ミシガン・メソッド)


1950年代に盛んになり、外国語学習者は「習慣形成」という機械的な過程とする外国語教授法。
・構造言語学の分析的な考えから影響を受け、文型練習などの練習方法が考えられ、また行動主義心理学の理論に基づいた強化や繰り返しなどによって、言語習得の目標を果たす。
・特徴としては口頭会話能力の養成を優先し、文字や表記の教育は口頭会話能力が安定してから行うこと、学習者の誤用は排除すべきものとし、母語話者並みの正解さを求められることなどが挙げられる。

2012年2月25日星期六

学習者の誤用



誤用:専門的には誤用は「エラー」「ミステイク」という種類があります。

エラー:その事柄に関して、一貫して間違う誤用です
例:A:何時起きましたか。
    B:遅いよ、5時。。。。。だから、疲れた。
例のように、Bは「だから」を「なぜなら」の意味を用いており、後の文で理由を述べた。このような誤用は「エラー」という。

ミステイク:言い間違う一過性の誤用です。
例:A:きのう、すごい、わすれた。
    B:何を忘れました。
  ANO、わすれた、つかれた。
  B:ああ、つかれた、はい。
例のように、体調が悪かったり、緊張したりしてうっかり言い間違う一過性の誤用は「ミステイク」という。

誤用の重要性:
主張者:イギリス·言語学者·コーダー
決して悪いものではなく、必然的に出てくるものです。次の三者にっとて重要な役割を果たしている。
  研究者
学習者が産み出す産出は「なぜ、そういえないのか」という面白そうの言語の規則を解明することに直結する。
  学習者
誤用は学習者にとって必然的なプロセスで、習得を促進している
  教師
誤用によって、学習者の現在地と原因の推測、そしてその対処の仕方、治療法さらに予防法まで考えられるのです。





2012年2月24日星期五

化石化



化石化
第二言語習得過程では学習の言語知識は固定的なものではなく、絶えず修正され、正しいものに近づいていくと考えられているが、時として正しくない音や語彙、文法などが定着してしまい、その後時間を経っても正しい形へと変化していかない現像が現れる。これを化石化と呼ぶ。

化石化を産み出す原因:

     言語転移
既習言語が目標言語の習得に何らかの影響を与えることは言語転移という。
言語転移はプラスに動くと、「正の転移」になり、マイナスに動くと、「負の転移」になる。「負の転移」は中間言語の化石化を生み出すの要因です。

     過剰一般化
過剰化、あるいは過般化とも呼ばれ、言語内エラーの一種です。ある一つの規則を別の語へも適用できると考えて、、広く一般化することを指す。

      訓練上の転移
学校、言語教室などで教師の指導や練習が学習の習得にマイナスに影響することです。

     学習ストラテジー
学習方略ともいい、学習を高めるための学習者の具体的な行動、あるいは態度のことです。不適切な行動をしたり、適用な仕方を間違えっていたりする場合は、化石化の原因となります。


2012年2月23日星期四

パラ言語

「ありがとうございました」
「ありがとうございました」

文字で書けば同じ文であっても、しゃべり方によって印象が全く違っていまいます。このような違いを伝える情報をパラ言語情報といいます。

パラ言語情報は音声で情報を伝える場合に発話者の真意を表現する重要な役割を担っています。音の高さの変化、音量、スピード、性質などとプロソディと呼ばれる音声の成分で伝えられます。

メールや伝語メモなど文字だけのコミュニケーションではパラ言語情報が伝割らないため、真意が伝わず思わぬ誤解を招くことがあります。メールを書く方は当然ですが、受け取る方にも配慮が必要だと思われます。
携帯メールでは、パラ言語情報を伝えるために絵文字が発達したのだと考えられます。









2012年2月22日星期三

中間言語


中間言語


母語を手掛かりとして目標言語へ向かっていく習得過程の言語体系、またその母語におけるある段階の言語体系を指します。
母語や目標言語の体系と違い、中間言語は第二言語学習者特有の言語体系で、習得の段階に応じて変化します。
特徴:
     中間言語には体系があります。
     中間言語は、新しい形式や規則を容易に適用し、修正され、発達していく。
     中間言語は同一個人の学習者の同じ時期に、異なった形式が存在する。
     中間言語の発達過程において、化石化(ある項目が誤用のまま改善されないで残る現像)が見られる。

中間言語の研究

第二言語習得研究の三つ目の段階である。
学習者の習得過程の解明を目標として、誤用も正用も併せて、学習者特有の言語体系である中間言語を研究の対象とする。
それまでの記述研究から理論研究へと発展し、第二言語習得研究に大きな役割を果たした。



2012年2月21日星期二

第一言語と第二言語


第一言語·母語
両親から学んだ最初の言語を「第一言語」または「母語」という。
説明:親は子供が誕生した時から、その子がまだしゃべらなくても話し掛けながら育てていく。そして、子供は「ママ」、「パパ」とか、初めて言葉らしい音を発した。このようにして、(定義)

母国語:
母国(国籍がる国)で最も多く使用されている言語を母国語という。
説明:日本国籍を持っている子供は家庭で日常的に中国語を使っても、母国語は日本語です。

母語VS母国語
母語と母国語は異なる。
母語は両親から学んだ最初の言語です。
それに対して、母国語は国籍のある国で最も多く使われている言語です。
説明:日本人の父と中国人の母に育てられた子供は、日本の国籍をもっていて、家庭内で中国語を主につかわれている。この子の母語は中国語で、母国語は日本語と言えます。



第二言語:一般に母語または第一言語の次に習う言語を指します。

第二言語VS外国語
一般には、外国語の習得は第二言語習得研究の中に含まれるが、
例えば:日本人が中学校·高等学校などで習う外国語の習得は第二言語習得研究の中にふくまれます。
研究の内容によって、区別される場合もあります。
例えば:学習環境の影響を研究する場合などでは、特に第二言語と外国語という用語を次のように区別して使います。
第二言語とはその言語がその社会で生活及びコミュニケーションの手段として使用される言語であるが、
外国語とは目標語圏以外の国で学校教科や学問の一部として学ぶ言語です。
さらに、日本に住んでいる中国人が日本での進学や就職のために習う日本語をJSL(第二言語としての日本語)といい、中国に住んでいる中国人ががっこうで教科として習う日本語をJFL(外国語としての日本語)といいます。

2012年2月20日星期一

アクセントとイントネーションの違い


アクセント:
 一つの語について、社会習慣として恣意的に決まっている、相対的な高さや強さなどの配置です。頭高型、中高型、尾高型、平板型の四つの類型が分けまして、①一度下がったピッチは同一語内では二度と上がらないと②最初の2モーラは異なる高さとなり、高高や低低で始まることはないという2つの原理に従って単純語と複数の語に分けて弁別機能を働きます。

イントネーション:
 広義には、文全体の音の高さの変化(音調)を指すが、狭義には、話者の表現意図に関係する文末、句末における音調を指します。上昇調、下降調、平調(上昇調と非上昇調の2種類)の三つの種類に分類して文としての意味、機能をもつもので、話者の気持ち(心理状況)や状況(聞き手との関係)などで変わられる機能を果たしています。

違い:
  アクセントは一つの語についてのモーラを指すが、イントネーションは日常的な意味では発話の中での声の高低変化(音調)全般を指します。
  イントネーションは、円滑なコミュニケーションを実現する上で重要な役割をはたしています。アクセントが正しくても、イントネーションが正しくなければ、発話全体として自然な日本語にならない。
  また、イントネーションは話し手の心理状態や聞き手との関係を表します。たとえば:それで結構です。の「け」を高い音調を上げる言うと、文句を言われていると受け止められやすくなる。
  それとも、文末のイントネーションの中で重要な機能としてはモダリティがあります。
 文末イントネーションによって、推測や意志といった話者の心的な態度や気持ちを表します。









2012年2月18日星期六

スキーマとスクリプトの違い


スキーマ:
 例えば:読解活動をしている時、読み手はスキーマと呼ばれる階層化された知識構造をすでにもっていて、そのスキーマにテキスト情報をあてはめながら能動的にテキストにはたらきかけ、仮説設定と検証を繰り返している。つまり、読解とは読み手がテキストとの相互交渉によって意味を創造していく活動なのです。人間はスキーマを利用しながら、効率的に言語情報を処理しているのです。
スキーマは知識の再構造化と創造性が強調すると思います。

スクリプト
 行動のスクリプトは、特定の状況で予想される動作のシーケンスである。 [1]例えば、個々には、レストランが入ったときには、テーブルを選択し、順序、待って、食べて手形を支払う、としておきます。 人々は絶えず習慣、練習とシンプルを介して取得されているスクリプトに従いルーチンを 。 それは状況に遭遇するたびに適切な行動を考え出すの時間と精神的な努力を保存するためのスクリプトを以下にすると便利です。

2012年2月17日星期五

現代日本語書き言葉均衡コーパス(少納言)(少納言)

コーパス(corpus)とは、言語学において、自然言語処理の研究に用いるため、自然言語の文章を構造化し大規模に集積したもの。


1.少納言 http://www.kotonoha.gr.jp/shonagon

2.中納言  http://chunagon.ninjal.ac.jp/

スキーマ

スキーマ:(schema)新しい経験をする際に、過去の経験に基づいて作られた心理的な枠組みや認知的な構えの総称。
人の記憶の中に貯えられた概念の集まりで、過去の知識が構造化されたものを、認知心理学の用語で、スキーマといいます。
例えば:「家」というスキーマは部屋、台所、廊下などのサブスキーマを含み、部屋はさらに壁、天井、窓などのサブスキーマを持つという階層構造をもっています。

スキーマに似たものとして「スクリプト」があります。レストランに入れば、まず席に着き、店の人が水とメニュを持ってきて、、、という一連の場面があるということを人々は知識として共用している。こうのような知識を、レストランのスクリプトと呼ぶ。スクリプトやスキーマは、いわゆる常識についての知識である。人間にはそれが備わテイルおかげで、日常の言語生活が円滑に営まれています。

サブスキーマ:(sub schema)サブ(sub)の意味は:補助的、下位的。スキーマの下の細かいものだと思う。