2012年3月3日星期六

言語と社会の関係


言語と社会の関係
1、    世界の言語事情と言語政策
社会のグローバル化に伴い、人の移動に伴い、言語もボーダーレスの時代を迎え、言語間の接触は増加の一途をたどっている。
2、    言語接触によって生じる言語現象
  バイリンガル
言語接触などの理由で、自分の母語以外の言語を母語とほとんど同じように習得している人のことを、一般的にバイリンガルと呼んでいる。バイリンガルの言語能力については学問的にははっきりとした定義はなく、母語以外の言語能力が4技能のうちに1つでも習得されていれば、バイリンガルと呼ぶ場合もある。
  コードスイッチング
バイリンガルの人が会話などで2つの言語を使い分ける現象のことをいう。なぜ使い分けるのか?一つは、相手と自分の関係を確認・調整したり、適切な認識を示したりをしているコミュニケーション。もう一つは、知っている言語の中から適切な言葉遣いを選んで用いることによって、情報をより効果的に伝えるということ。
  ピジン/クレオール
異なる言語を話す人々が接触するとき、さまざまな方法で意思疏通を図ろうとし、お互いの言語が混合し、新たな言語が生まれる場合がある、その初期の階段の言語がピジンと呼ばれる。ピジンは国の政策と集団の変化に従って、消滅してしまう場合もあった。一方、ピジンが世代を超えて受け続けがれ、それを母語とする人々が生まれる場合もあり、その母語話者を持つにいたったピジンはクレオールと呼ばれる。
  ダイグロシア
ファーガソの提唱した用語、フィリピンでは人々は、フィリピンの言語と英語を使い分けて使用している、このようにお互いに機能を異にする2つの言語、あるいは言語変種が、同時に存在する状況をダイグロシアと言う。
3、    言語政策
1つの共同体の中に複数の言語や言語変種が存在する場合に、国家がそれらに対して組織的に統制を加え、ある特定の社会的機能を付与するような言語政策を行う必要が生じてくる。言語政策によって、象徴的な役割を果たす「国家語」、実質的な機能を果たす「公用語」などを定める。例えば:シンガポールのマレー語、英語を中心とした3言語政策、オーストラリアの白豪主義から多文化主義へという政策、カナダの多文化を許容するモザイク社会という政策、アメリカのイングリッシュ・オンリーからイングリッシュ・プラスへの政策。

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